HOME > 2001/6/1〜3 走行レポート(甲州街道相模湖以西周辺〜茅が岳オフ会広場)


  今回は、単なる林道走行でなく、ネッ友仲間の林道野営オフ会を兼ねた林道行である。私にとってオフ会というものは、初めての経験だ。主催日は、2日の土曜日からであるが、私はみなさんより1日早く出発する事にした。浦和を夜10時半頃に出発した。予定では、甲州街道沿いの適当な林道で野営して、いくつかの林道を繋ぎ合わせて、オフ会会場である茅が岳大明神林道の広場に辿り着くという計画である。まずは、相模湖の北側にある美女谷鉱泉を目指す。底沢部落で白沢沿いの舗装路の分岐を左に入る。すると少し入ったところの広場で頑丈なゲートが閉じていてここで野営も考えたが、少々気味が悪いので諦めた。
今度は、分岐を右に進む。白沢第二林道の標識があり、杉林と沢沿いのダートを上って行く。ダートは、700mでどん詰まりの広場で終わってしまった。ここもやはり気味が悪いので野営は遠慮しよう!美女谷鉱泉の手前まで戻り、ここから陣馬山の南麓の陣谷温泉まで結ぶ林道があるので、今度はこちらを進む。林道名は、林道栃谷坂沢線である。こちらは残念ながら全線舗装の林道であった。一度、甲州街道に出て、上野原から仲間川沿いの和見集落を目指した。ここから和見川沿いに雨降山に向けて延びる林道を登って行く。しばらく舗装が続き、簡易舗装の林道を進んで行くと、なだらかな高原状の場所に集落が見えてきた。静まりかえった集落を月明かりが照らしている。どう表現したら良いのか分からないが、とてもその雰囲気が清々しく印象的である。夜の林道の魅力には、こうした昼間では味わえない風景が時として見れることである。まあ、中にはただ怖いだけの林道も多いが!そして、集落の先に林道標識が現れた。林道和見棚頭線と書いてある。いよいよここから山中に突入となる。タヌキが一匹、林道を横切って行く。夜の林道ではタヌキやら鹿やらうさぎやらとほんとうにいろいろな動物と遭遇したりする。そして、たまには見てはいけない不気味なものも見たりするが・・・(笑う)。よく怖くないのかと聞かれるが、車だと案外、林道病の方が怖さより勝っていて大丈夫な事が多い。これが、徒歩やバイクだったらとてもじゃないが無理な話だ。まあ、夜走る時はあまり考えないようにしている。今回は、すでにタヌキは3匹目。少し進むと野営に良さそうな広場があるではないか!さてと、ここら辺で野営にしようかな?だが、その先が気になってしまった。一応候補にしておき、更に進む。すると待望のダートが始まった。眠気はまったく無いので進むと、左から林道檜尾根線が分岐している。だがゲートは閉まっている。本線を進み、下りのダートになると、中央道談合坂S.Aのぼんやりとしたオレンジ色の明かりが望まれる。真っ暗闇ではあるが雰囲気の良いダートをぐんぐん降りて行くと、舗装に変わり沢沿いの棚頭集落に出た。 ダート距離はジャスト4kmであった。なかなかの完抜ダートに野営地探しは何処かへ行ってしまった。
そうだ!奈良子林道の広場に行けば良い野営地がある。以前から何度かキャンプに訪れていた広場が頭に浮かんできた。大月の高槻橋入口から入り、奈良子林道のダートの手前の広場を目指した。ところが道を誤り、手前の浅利川に来てしまった。戻るのが面倒だったのでそのまま進むと、舗装の林道になり峠に差し掛かった。そこにも野営に良さそうな広場があったが、場所的によく分からないので更に進む。下りきると真木小金沢林道の舗装に飛び出した。時刻はすでに朝の4時を過ぎている。いい加減に寝ないとせっかくのオフ会に支障をきたしてしまう。野営地は、真木川沿いに何処かあるだろ?舗装路を上がって行くと空が白みかけてきた。すると、右手に丁度良い広場が現れたのだ。ここに決め!ポップアップテントを広げ、明かりも必要無いくらいに明るくなった空の下、テント内でビールとサワーを飲み、ビーフジャーキー一袋を全部食べてしまった。鳥のさえずりがとても心地よい。朝の5時だし、そろそろ寝るか!
ダンプカーらしき音がしきりに走り抜けて行くのが聞こえてくる。眼が覚めると朝の9時半。しばらくボケ−としながらテントを畳む。壊れたトイレの脇でキジ撃ちを済ませ、10時に出発する。大峠方面に上って行くと、桑西テニスコートの脇に林道桑西線の標識を発見した。テニスコートを抜け、真木川を渡る。野営に良さそうな広場からダートが始まった。すると分岐が現れた。左は、ゲートは開いているものの関係者以外立ち入り禁止の看板がある。仕方ないので直進してみると、ダートは300mで簡易舗装に変わり、そして、更に300mでどん詰まりになってしまった。真木小金沢林道に戻り、大峠方面に向かうと、今度は大蔵高丸・ハマイバ丸に至ると書かれた標識が目に入った。狭い舗装混じりのダートを上がって行くと四駆が一台止まっていた。登山者か岩魚釣りの車だろう。500mでダートは終わっていて、再び戻る。真木小金沢林道からは左上の方に湯ノ沢峠の無線中継所と建設中の林道が見える。ここから見る限りでは湯ノ沢峠まで繋がっているかのように見えるが、実際はまだ完抜してはいない。湯ノ沢峠の東側はガレ場になっているので工事は難行しているのだろうか?それとも一時中断か?そんな事を考えながら奈良子林道入口に辿り着いた。事前情報によると工事中で通れないとのこと。進んでみると、やはり工事中で通れなかった。とても残念である。私が初めてこの林道を走ったのは、十数年前にまだ真木小金沢林道がダートだったので、数年前にそれを思い出し、会社のスペースギア乗りのおじさん達と走りに来た時の事だ。深城からダム工事で通れなかった際に偶然見つけた林道なのだ。長いダートからは富士山も良く見えて、とても気に入っていたのだ。
諦めて大峠に向かう。雁ガ腹摺山は500円紙幣でも有名な山なので、登山者の車がたくさん止めてあった。この先は通行止めなので、Uターンして甲州街道まで下る事にした。笹子トンネルを抜け、日川渓谷沿いの林道に進む。まず最初に日川レジャーセンター付近から東に延びるダートを進む。入口には、米背負峠に至ると書かれた看板がある。ここからは、勢いよく落ちる砂防ダムの滝が印象的だ。以前ここで滝を見ながら友人と弁当食った事があったが、この先には行った事がない。ダートを上がって行くと、すぐに広場になり、くの字に曲がり、更に上がって行く。分岐が現れ、右に下ると野営に良さそうな大きな広場があった。戻って、左を進むと、今度は沢渡りが現れた。この辺の雰囲気はとても気持ち良い。そうだ、ここで昼飯を食べるとするか!レジャーシートを広げ、最近話題になっている小田和正のCDを聞きながら、のんびりと昼のコンビニ弁当を食べた。天気も良く最高だ!
のんびりとひと時を過し、沢渡りをして簡易舗装を進む。ダートと交互に入れ替わり、1.4kmでどん詰まりの場所で林道は終わった。道は一応、この先にも続いているが小橋が壊れいて、その先からは徒歩のみ進めるようである。ここは谷間になっていて大声をあげれば反響するような感じの場所だ。再び日川に戻り、今度は天目トンネルのところから大蔵沢林道に進む。ここも以前、少しだけ進入してみたが舗装がかなり続いていたので諦めて最後までは行った事が無かった。大蔵沢林道に入り真っ暗なトンネルを抜け、3.2kmで分岐が現れた。右には新設のダートが延びている。だが、200mで掘削の爪の跡の残る壁で終わってしまった。本線に戻り、分岐から1kmちょっとで待望のダートが現れた。そこそこ荒れていて、眺めも良く楽しいダートだ。砂地のダートを進んで行くと第二トンネルが現れる。ここも真っ暗なトンネルで、抜けるとどん詰まりになる。結局ダートは、2.4kmである。振り返ってそのトンネルを見ると立体的なトンネルとなっていた。トンネルの出口の下に沢の水が流れるもう一つのトンネルが交差していた。足元は奈落の底に深く切れ落ちている。再び、大蔵沢林道起点の天目トンネルまで戻り、焼山沢林道の起点の六本杉橋のそば屋のところで地図を確認する。左には、そば屋があり、一台のオフロードバイクが止まっていた。一瞬、「林道仲間の健さんかも?」と思ったがそんな偶然あるはずないかと思い、焼山沢林道に向かった。(後で聞いた話だが、そば屋に寄っていたのは実は健さんであることが分かった。)
富士山を時折望みながら4.6kmダートを進むと、左に大菩薩鉢巻道路が分岐している。この道路は、ちょっと前に完抜情報が流れた話題のダートである。取り合えず1.9km先の湯ノ沢峠まで往復してからにしよう!湯ノ沢峠には、いつものように登山者の車がたくさん止まっていた。時間があればお花畑を散策したかったが、オフ会に午後3時に到着予定でいるので諦めよう。
分岐から大菩薩鉢巻道路に入り、敷きつめられた綺麗な砂利ダートを進む。以前工事中の接続地点も綺麗に繋がり、工事車両はまったく見つからない。とても気持ち良く走って行くと、焼山沢林道との分岐から6.4kmで上日川ダムの嵯峨塩裂石林道の舗装路に飛び出す。ここから見える水面はとても綺麗だ。数年前に上日川峠の長兵衛小屋の手前のゲートまで来たときとは、大分雰囲気が良くなった。あちこちでダンプカーが出入りしていたが、今では嘘のようである。
次に向かったのが、ペンションすずらんの付近から左に入る林道一の平線である。マイナーな林道のわりには、数台の車が入っている。しばらく入って行くと、一台のセダンがこちら向きに狭いダートの真中で止まっている。トランクを開けて、中年夫婦が大きなスコップを持って、何かをしている。挨拶をすると暗い感じで頭だけ下げられた。山菜採りか何かだろう!だが、正直言って怖かった。車を脇に寄せてもらい、わざと明るい顔をして先に進む。すぐに下りになり3.4kmで林道は終わっていた。工事車両が止めてあるので、今後も延びてゆくのだろう。今来たセダンの脇を通り再び先程の御夫婦に会釈するとやはり、顔が怖い。私の考えすぎと言う事にしてダートを戻る。嵯峨塩裂石林道の舗装路を少し下ると、右に砥山林道のゲートが開いている。だが時刻は3時も過ぎていたので、後は何処も寄らずにオフ会会場の茅が岳大明神林道を目指す。が、夕方の渋滞で甲州街道が混んできた。
そしてようやくこの前も訪れた大明神林道の入口に辿り着いた。ダートに突入してあっという間にみんなの車やバイク、そしてネッ友のみんなが見えてきた。時刻は夕方の4時半になってしまった。焦っていたので、まともな挨拶もせずに口から出た言葉は、「甲州街道が渋滞してしまって、いやー参りました!」とかなんとか言ったような気がする。トプコンさんが「林道が渋滞ですか!」の冗談にも真顔で「いえいえ、甲州街道が!」なんて言ってしまった。ボケる余裕が無いくらい、とにかく焦って緊張もしてしまった。ビールを手渡され、ぐびぐび喉を潤す。恒例の名前当てゲームも顔写真で分かっていたので、見慣れないこの方は、消去法でnabekunさんだと分かった。ふみ坊さん、nabekunさん、トプコンさん、笑遊さん、信濃男爵さん。あれ、健さんがいない!予想した通り何処かの林道探索かビール探しに時間が掛かっているのだろう!それにしても活字だけのやり取りだけしか知らないのに不思議にも初めて逢った気がしない。みなさん予想していたとおりの方達ばかりで安心した。ふみ坊さんが集めてきてくれた薪を燃やし、みんなで今日走ってきた林道などの話をしていると、健さんのバイクの音が近づいてきた。レポで見たままの健さんであった。その後は、健さんが地蜂によく刺される話などを聞く。地蜂の正式名称はクロスズメバチである。恐らく地蜂も自分達のテリトリーを侵されるのが怖いのだろう。まあ、それだけたくさんの林道を走っておられる証拠でもある。
月と星と焚き火を見ながら語っているうちに午前様になってしまった。あまりの楽しさに時間の感覚も無かった。各々のテントに潜り込み、あちこちに聞こえる蛙の鳴き声にも似たいびきの中で眠りについた。暑さで目が覚めるとみなさんの話声がする。やはり私が一番の寝坊だったようだ。途中で起きる事無く爆睡してしまった。ふみ坊さんは、明け方寒かったらしく、寝不足にも関わらずに早起きしてしまったらしい。昨日の焚き火のカマドはいつの間にやら地面に跡形も無く消えていて驚いてしまった。ふみ坊さんが片してくれたのだ。何から何までほんとうに頭が下がる。そして、一つ目WRさんが合流である。多少の話をしただけだが、人柄の良さが滲み出ている。みんなで記念写真を撮り、いよいよ今回の目玉のヒルクライム場所に移動する。信濃男爵さんは、松本の友人と旅の続きがあるので前山大明神林道の分岐からさよならをした。その後は、ヒルクライムへの枝道で健さんとさよならである。この前来た時とに比べると、緑が随分濃くなり環七のようなダートは雑草が生い茂っていた。笑遊さんがヒルクライムに挑戦したがジムニ−をもっても登れなかった。タイヤがオフロードタイヤならばもう少し行けたと思うが、さすが大明神!おいそれとは登らせてはくれない。参りました!この後、笑遊さんは一人で別の林道に向かい、私も一人で奥多摩の泉水谷林道に向かう。nabekunさんとふみ坊さん、トプコンさん、一つ目WRさんは、小武川方面の林道に向かったようだ。
茅が岳広域農道を通り、甲州街道から国道411号線を登って行く。露天風呂に寄るつもりでいたが、泉水谷林道の昼寝に時間を費やすことにした。そして、柳沢峠を越えて少し下ると林道泉水中段線の入口が現れた。去年から完抜が秒読み段階であったが、今年の春先にnabekunさんからの完抜第一報が入ったので通らずにはいられない。眺めはたいへん素晴らしく快適なフラットダートが続く。 7km過ぎると去年工事していた場所に着く。牛首谷橋が完成して、その辺りは野営もできそうな雰囲気の良い広場ができていた。ここで昼飯を食べてのんびりしよう!クーラーボックスの冷えたジュースを飲み、大きくて平らな石の上で数時間昼寝をした。時折バイクや四駆が通り過ぎて行く。完抜情報も大分広まったようである。随分のんびりしたなー!そろそろ帰るか!この先は林道泉水谷線と名前を変え、谷沿いの深い緑のダートをゆっくり下って行く。途中には、一回では曲がりきれないカーブが二つ続く。ダート距離は合計14.3kmで結構この辺では貴重なものだ。三条新橋付近は渓流釣りの車で溢れていた。テントもいくつか張っているのも見える。この後は、国道411号線で奥多摩湖を通り、多少の渋滞の中、浦和の自宅に到着した。趣味が合うものどおしのオフ会って、こんなに楽しいなら年に数回やってもいいと思った。早く次のオフ会が待ち遠しい・・・。


真木小金沢林道沿いの野営地

桑西林道

ハマイバ丸方向へ向かう名無し林道

大蔵沢林道手前の名無し林道

名無し林道の沢渡り

名無し林道は谷間で終わり

大蔵沢林道

大蔵沢の第二トンネル出口

焼山沢林道

完抜した大菩薩鉢巻道路

上日川ダム湖

怪しげな一の平林道

オフ会メンバー勢ぞろい

振り返る健さん!(On mouse over!)

一つ目WRさん現る!(On mouse over!)

前山大明神林道をかっ飛ぶnabekunさん

笑遊さんのヒルクライム

完抜した林道泉水中段線と林道泉水谷線

眺め最高の完抜ダート

接続地点の牛首谷橋の広場で休憩