HOME > 2002/10/13〜14 入笠山周辺〜月夜沢林道


 今回は林道仲間のsinoさん(ランクル70)と中央道の中央道原PAで待ち合わせとなっている。sinoさんは前夜から行って車内泊しているとのことだ。私は朝早く埼玉市の自宅を出発し、予定通りに9時に中央道原PAに到着した。sinoさんはキャンピングカーも所有していて、ランクル70にもハンドメイドのキャンピングベッドを載せている。到着して中を覗くとsinoさんがベッドで寝転がっていた(笑)。私の到着に気が付き挨拶をかわし、これからの予定を話し合う。まず最初に向かったのが金沢林道である。一旦、諏訪インターで降りて国道20号線で諏訪南付近まで戻る。そして、青柳駅付近から山に向かって上がって行くと、目当ての金沢林道の起点に辿り着いた。そして、林道交通安全の緑の幟が私達を出迎えてくれた。

では、早速安全運転で行こう!金沢林道は、樹林帯の静まりかえったダートから始まった。しばらくすると一気に展望が開け、展望台もそこにはあった。青い空と八ヶ岳が目に飛び込んでくる。秋らしく澄んだ空気がとても清々しい。

パノラマを堪能し更に登って行くと、T字路が現れた。TMを見ると右手の下りが金沢峠で、左手が芝平峠へ向かうようだ。ここは左手の芝平峠へ向かう。すると芝平峠では数台の車が停車している。

ここは五差路になっていて、その内の一つだけが閉じられた道になっていて、ある程度スペースがある。少々休憩をして直進の下り傾斜の道を進む。

こちらもダートが続き金沢林道の起点から11.5kmでダートから舗装に変わった。舗装路は県道211号線で、更に南下して走ると高遠町宮原から町道高峰線の起点があるはずだ。少々迷ってしまったがトンネルの近くの起点を見つけ進んで行く。高度を上げて行くと粘度質な路面が続くところもある。しばらすくすると右手に大きな展望が開け、谷間を隔てた向こうには尾根が大きく横たわっている。ここはとても気持ち良い場所だ。

これから進む道も尾根伝いに続いているのが見える。さて、先に進もう!

快適にパノラマコースを進んで行くと次第に緩やかに下って行く。そして、ダート開始から15.7kmで芝平峠への舗装路と合流した。お昼も近いので先程も通過した芝平峠で昼食することにした。閉じられた道にスペースがあるので2台入り、カップラーメンやバナナなどsinoさんが用意してきてくれた物を頂く。昼食を食べてからは入笠山方面に向かう。舗装路を進むと、途中左手に周回ダートもあったのだが、うっかり通過してしまったのでそのまま進む。次第に草原状の綺麗な入笠山一帯が今までとは異次元のような感覚で現れた。ここにはキャンプ場もあるらしく、それだけを目的に訪れても良さそうな雰囲気だ。そして、その一帯を抜けようとした時、黒河内林道が現れた。ここは牧場ゲートがあることでも有名な林道だ。しばらくして、その牧場ゲートが現れた。開けて閉めて、再び少し走ってもう一つの牧場ゲートを開けて閉める。私が開け、sinoさんが閉める。緩やかな下り坂を進んで行くと、小黒川を下に見ながら進んで行く。

付近の紅葉は黄色いっぱいで落葉した葉をカサカサ言わせながら進む。どことなく埼玉県の中津川林道にも似た趣のある林道だ。やがて長かった14kmダートも終わり、マイカー乗り入れのできない南アルプス林道の入り口に出て終わった。ここから舗装路を黒川沿いに下って行き、国道152号線を左折し、すぐに右折する。この先は女沢林道である。女沢林道に入ると、少々暗い樹林帯になり右手の沢の前方から傾きかけた弱い日差しがこちらに向かって差してきている。

まだ午後2時半だが、さすがに日が短くなっていることを実感する。

女沢林道も上の方に行くにしたがった明るくなり、ピークを越えて下って行くと左手にTMに掲載されていない新たなダートが分岐していた。○○に至と書かれていたので何処かの集落に抜けているのだろう。今回は、探索モードでないので深追いはしない。ダートは6kmちょうどで県道210号線の舗装路に飛び出して終わった。ここを右折し国道361号線へ向かう。国道361号線を左折し、伊那の街中を進みTMで見つけた伊那インターの近くの羽広温泉みはらしの湯へ向かった。sinoさんと二人でのんびりと今日の疲れをとり、国道153号線を北上する頃には辺りが真っ暗になった。野営地をこの先の日本のへそで有名な王城枝垂栗林道と決めているので、この通り沿いで食量を調達せねば!すると丁度良く左手に大きなスーパーを見つけ、カルビ肉や秋刀魚、それに忘れてならないビールなどを調達した。そして、辰野駅の北側に目当ての日本のへその看板を見つけ、王城枝垂栗林道に向かって行く。あまりにも街の近くなのでほんとうに林道なんかあるのかと疑いたくなってしまう。高度をグングン上げて行くと舗装化に向けての工事を行っている場所に着く。均されたダートを進んで行くと、いきなり山の中の斜面でウマに阻まれてしまった。看板の向きからすると、どうやら今走って来た箇所が通行止めの部分だったようだ。ウマをどかしてその区間を脱出すると、適度に荒れた砂利道になり、その後は土のダートに変わる。ダートには落葉が敷きつめられ、カサカサ、フカフカといった具合である。しばらく走ると開けた場所が現れた。そこには石碑もあるが、真っ暗で何が書いてあるのか読めない。取りあえず、この場所を野宿地として覚えておいて更に進む。この先、尾根伝いに進んで行くと生い茂った林の右手に所々で夜景も見ることができる。下り傾斜になると前方には鉄塔の赤いランプが光っている。更に進んで行くと、ようやく野宿もできそうな広場に着いた。ここには東屋があり、反対側には夜景が広がっている。そして、すぐ上には展望台もあるようだ。テントを東屋の脇に張り、sinoさんが用意してきてくれたバーベキューグリルで肉や魚などを焼いて食べた。いつもの単独林道行とはえらい違いだ。豪勢な夕食を腹一杯食うことができた。一気に食って呑んだら眠気が出てきたので、9時前だと言うのにお互い寝ることにした。sinoさんは車で、私はテントで寝る。
 朝、8時過ぎにのんびりと起床。展望台からの風景もとても気持ち良く、今日のこれからの林道走行もきっと楽しいものになるだろう!朝食を食べ、テントなどを撤収し出発する。今までよりも急な下り坂のダートが続き、ダート9kmで舗装路に飛び出した。そこから国道153号線に出て、県道254号線、国道19号線と繋ぐ。国道19号線を南西に向かうと人の多い奈良井宿から鳥居峠越えのダートを進む。多少入り口で迷ったが、狭い坂の入り口を見つけどんどん上がって行く。ダートに変わり、しばらくすると休憩所も兼ねた茶屋に到着。その先は、峠に出て多少眺めが良くなった。

そのままダート下ると7.8kmで舗装に変わり、国道361号線に出ることができる。木曽大橋を渡り、しばらく走って開田村の月夜沢林道を目指す。今回一番のお目当ての林道だ。林道起点には何故か通行止めの看板が出ている。だがこれは、いつもあると聞いていたので迷う事無く進む。前日の入笠山周辺の紅葉よりこちらの方が赤色も混じってとても綺麗だ。 ダートに変わる手前では真っ赤な紅葉が出迎えてくれた。沢沿いを直線的に上がって行くと、次第に高度を上げ山岳林道の趣が出てくる。

眺めも抜群に良い。枯れた巨木が林立しているところなんか何とも言えない。 昔行った上高地の大正池を思い起される。

大きく谷を回り込むように上がって行くと、月夜沢峠に到着した。そこからは穂高連峰がクッキリと連なっているのが見ることができる。ちょっと遅れてsinoさんも到着。sinoさんもこの林道の風景にご満悦なようだ。

この素敵な眺めを堪能しながら昼食にした。下りは今までとは一変して日陰が多く、静かで路面には水溜りも増えてくる。しかし、これはこれで変化に富んでいて林道にいい味付けをしているような気がする。勾配もきつく直線的だった登りと比べると蛇行して走るので気は抜けない。ダート14.5kmで県道39号線の舗装路に飛び出して終わった。実にダイナミックで今回最後に相応しい林道であった。峰越林道だからなのか、どことなく川上牧丘林道に似た印象を覚えた林道であった。2日間とも天気が良く、秋の林道走行はこうして無事終わった。