HOME > 2001/2/11〜12 走行レポート(房総 養老渓谷周辺)> 続き


大福山周辺地図

  新年を迎え、掲示板には「今週末は伊豆に行きます!」、「房総に行きます!」 と何度もカキコしては降雪により延期してきた。今年になって行ったのは埼玉の飯能の 巾着田の河原に仲間とキャンプに行ったくらいだ。その時も奥武蔵の山々は真っ白に 雪化粧していて、これでは当分林道の雪も無くならないだろうと感じた。 もう、こうなったら房総の林道に雪があろうと無かろうと行くしかない! さすがにしびれが切れて林道病が発作を起し始めたのだ。房総に決めたのには 林道の他にも今回は特別な目的があるのだ。実は、私の所属するキャンプクラブの チーム・かちかち山では今は懐かしきパーソナル無線が流行り初めているのだ。 アマチュア無線をやっている仲間が多く、「山ちゃんもパーソナルなら国家試験が無いから 誰でも簡単にできるよ!」と言われ、ヤフーオークションで日本マランツ社製の新品の 無線機を探してくれたのだ。安いので思わず飛び付き早速、電気通信振興会に免許申請 出して免許状を手にした。これは車に例えると車検証のようなものだ。そして、房総に 行く途中に浦安市の仲間とどれくらいの距離を交信できるかというのが目的の一つなのだ。 浦安市には二人のパーソナル無線をしている友人がいて、お二方とも四駆に乗っている。 当日、そのうちの一人、困りさんの自宅におじゃすることにした。 一度、困りさんちのお庭でバーベキューに呼ばれたことがあり、今回で二度目のおじゃまだ。 だが、家の近くにきて場所が分からず早速、無線で教えてもらう。ちょっとお茶一杯のつもりが お昼のマックバーガーのセットまでご馳走になり、すっかり長居してしまった。困りさん宅を 出発し、今度は浦安市に固定局を持つ、araさんが無線で呼んでくれた。国道357号線の 海沿いの高架道を走りながら江戸川を渡り、高架道が地べたに近くなり東関東自動車道の 高架に邪魔されるまでの間、araさんと交信できた。araさん宅から直線距離で約7kmである。 このパーソナル無線の900メガヘルツ帯とは光によく似た性質で、建物などが多い市街地だと せいぜい5km位しか飛ばないらしく、海沿いや高台などでは見通し距離で飛ぶらしい。 東関東自動車道の高架が電波を遮り、araさんとも音信不通になったのでリセットボタンを 押して、一度切断する。もうこのままダメかなーと思い、私のサーフは国道14号線を稲毛の辺り を走っていた。すると、聞き覚えのある声で「混信ありますかー?」の声が入ってきた。 「araさんですかー?」、「あ!山ちゃん!」。「直線距離で19km地点まで来てますよー!」。 「凄いですねー!では、困りさんも呼び出してみよう!」。すると、「混信与えてませんかー? こちら浦安の困りと言います!」の声が聞こえてきたので驚きました。 araさんとは、一度無線から離れ、困りさんとしゃべっていると、電波が受信しやすいように埠頭までモービルで移動したらしい。 私のサーフは国道14号線を左折し、国道297号線に入り、困りさんカーから山男サーフ間、 実に直線距離で22kmオーバーを記録したのだ。一万数千円で買った無線機がここまで 届くとは私達にとっては快挙である。ここからは内陸部に入るのでこれで無線は一時取り止める。 滞する国道297号と格闘し、ようやく県道81号線に合流。小湊鉄道を渡り、すぐに養老川の大きな橋を渡る。 すると、ダートが現れる。林道と言うよりは農道といった感じた。 まずは小さなトンネルが出てきて、その後、素掘りトンネルが現れる。 トンネルは砂岩と泥岩の露頭をくりぬいた味のあるトンネルである。 トンネルを出ると右手に田んぼが広がり、奥には砂岩の大岩壁が奇妙な造形を形作っていてとても不思議だ。 大きなアーチを描いて自然のトンネルをも造り、渓谷を造っている。 左側は、分岐の舗装が見える。実はここに来るのは二度目で、この先の道と左の舗装が気になっていたので、 今回それを調査するのが一番のメインである。初めにこのまま林道を先に進む。 すると素掘りトンネルが更に二つ現れた。ここまで合計4つのこじんまりとしたトンネルがあったのだ。 右手の高台になにかの建物(作業小屋?)が見え、そこから先は林道が降雪のせいか 、やたらと藪がうるさく、おまけに道幅が急に狭くなっている。これではとても車では無理なので諦めることにした。 ダート開始から1.2km地点でUターンである。先ほどの未知なる舗装を 行く事にした。入り口には通行止めの看板が出てはいたが、進んでみる。ちょっとはダートが あるかと期待していたがやはり事前情報どうり完全舗装で別の舗装路に飛び出した。出口には 通行止めの看板が道の中央に置いてあったのでどかして車を通らせた。 その分岐を右に上がって行くと林道月崎大久保線の舗装に合流し、 更に上に進むと以前に仲間と車内泊した大福山の駐車場に辿り着いたのだ。今日は温泉に入りたいので一度下山し、滝見苑の露天風呂を目指した。 時間は4時半なので余裕でフロントに行ってみると、残念なことにタイムオーバーであった。 養老温泉に行っても今日は3連休なので宿泊客が多く無理だろう!そう思い今日は風呂は諦めよう! 国道465号線を南西に進み、蔵王という地名の辺りから大福山の先ほどの車内泊した駐車場を目指す。 と言うのもここには大福山林道があるからだ。この辺りでは一応ダートが残っている林道で、大きな福をもたらしてくれるだろう! だが現実はそうは甘くなくダート2kmのみである。この辺の林道はほとんど舗装済みなので2kmとは言え非情にありがたい。ゆっくりとダートの感触を味わいながら雰囲気の良い尾根伝いの大福山林道を味わった。舗装路に変わり分岐に着く。 ここを鋭角に右に折れ、展望台方向に進む。前に仲間と楽しんだ大福山の登山口が現れ、車内泊した駐車場に戻ってきたのだ。 数台の車と遠足の子供達がにぎわっている。試しに無線で浦安市の仲間に交信を試みたが何も反応は無い。 では眺めの良い場所を探して再度トライしよう! 東屋のある開けた場所に移動して試したが、見知らぬ人との混信があったが仲間ではなかった。 展望はどちらかと言うと海側の展望なので無理もない。再び駐車場に戻ると誰も居なく静まり返っていた。 無線の電源はポータブル電源で入れておく事にして、夕飯の準備に取り掛かる。 別になにを作る訳でもなくビールを飲みながらチーズなどを口にする。こんばんのメインは ほていの焼き鳥塩味のおじやである。家で食べるとまずいが、山だと結構いけるから不思議だ。 外は満天の星が綺麗だが、駐車場の裏山には墓場があるので少々怖い。 ランタンをボンネットの上に置き、車内や周りを照らし怖さをごまかす。 ラジオを電源を入れるとボリュームの調整が絶妙で聞きやすい大きさにすると聞こえず、音を大きめにしないと聞こえないのだ。 あまり大きくすると裏山のご先祖様たちを怒らせるとも限らないので、ちょっとやっかいであった。 今日は一日中暖かく雪の無い林道も走れたので来て良かったと実感しながら、明日のお天気を期待してそろそろ寝よう! でもちょっとだけ雪が無いので拍子抜けしましたが・・・。


仮称)四つ穴林道

農道?林道?

田んぼの向こうに砂岩の岩壁

素掘りトンネルが連続

もうこれまで!

明るい大福山林道

翌日!