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2002/1/11〜13 走行レポート
(房総の林道)

この時期、林道好きにとっては長くて辛い時期ではないだろうか。何処も冬季閉鎖や積雪でストレス発散ができなくなり、林道病の重症患者が温泉に療養に駆け込む時期でもある。実は私もその一人なのではあるが、私なんかよりも更に重症の健さんからいい情報を頂いた(笑)。どうやら関東地方では、「冬は房総」が定説になりつつあるようだ。さて、健さんのホームページで「房総林道への誘い」もチェックしたし、これで準備OK!埼玉市の自宅を金曜の晩、10時に出発し、富津市と君津市の境目、県道92号線東粟倉交差点を右折し、国道465号線を少し進み富津市に入る。トンネルを抜けると最初の目的地の鹿野山林道の入り口が左に分岐している。今回の車内泊する場所は、この辺りと決めてやってきたが、左に曲がった先にはワンボックスカーの先客がいたので、鹿野山林道をちょっと進んで寝場所を確保しよう。林道はぐるりと国道465号線の下をもぐり込み、ダートに変わる。すると、右手に待避所を見つけたので、ここで車内泊にしよう!時刻は夜中の1時半。ビールを飲んで一気に寝る事にした。アラームで目が覚め、あまりの眠たさに二度寝に入る。再び起きると8時であった(笑)。空は青くポカポカ陽気を期待できそうだ!いい加減に起きなくてはいけない。朝飯は抜いて 、ぼちぼちと出発するか!ダートは、400mで一旦舗装になり、再びダートになる。高度を上げて行くと、左手に大きく展望が開けてとても気持ち良い。房総の林道もなかなかじゃないか!ダートはトンネルをくぐり、下りになる。しばらくすると樹林帯に突入し、ダートと舗装が交互に現れ県道93号線のマザー牧場付近に飛び出した。ここまでのダートの距離は、トータル4.3kmであった。さて、次の目的地は県別マップルにも記載されているマザー牧場から北西方向に延びる宝竜寺に抜ける道だ。すぐにその林道の入り口が見つかり、樹林帯のダートを進んで行く。登りのダートから下りになり、右手に急勾配の下り坂の林道が分岐している。急勾配の下り坂は無視して先を急ぐことにした。一旦舗装になり、再びダートが続く。樹林帯の荒れたダートを下って行くとT字路になった。左手は進入禁止の支線になっている。ここは右に進み、しばらくして四差路が現れた。直進は、これより舗装。右手はダートで鬼泪山支線林道と書かれている。左手もダートであるが何処へ行くのだろう。まずは、直進を選び舗装路を進んで行くことにした。すると再びダートも少しだけ現れ、民家から先は再び舗装に変わった。鬼泪山林道のダートのトータルは、3.3kmで完抜であった。ここから再び四差路まで戻り、鬼泪山支線林道を進む。すると、一台の乗用車が降りて来た。もしかしたら、こちらも何処かに抜けているのかと思い登り坂のダートを進んで行く。すぐに傾斜はフラットになり、1.5kmでどん詰まりになってしまった。そして、一台のワンボックスカーが止まっていた。恐らく、付近の沢で釣りでもしているのだろう!ピストンで四差路まで戻り、もう一方のダートを進んでみよう!すると100m程でY字になっている。しかし、左手は細めのダートなので遠慮して、右手に進む。坂を登って行くと四差路から500mで鎖が閉鎖してある。その先は開けているようなので、車から降りて様子を見に行くと、浦賀水道の海が見え、手前の下の方には採石場のような台地が広がっていた。Uターンもしずらいのでバックで四差路まで戻り、再び宝竜寺の民家の方に抜ける事にした。県道163号線に出て、鹿野山方面に向かう。県道93号線にぶつかり、西粟倉交差点を右折し、国道465号線を昨夜と同じように進む。だが、今回はトンネルまで行かずに西日笠に向かう道を進む。高宕川に沿って進むと林道高宕線の標識とともに通行止めのトンネルが現れた。そして、トンネルの手前の広場にはハイキング客の車が数台停車してい る。林道高宕線は諦めて、西日笠集落から西の宇藤原や高溝へ抜ける林道を探したがよく分からずにここも諦めた。今度は、国道465号線をずっと西に進んで行く。県道88号線と合流する関尻交差点を過ぎ、押切を左折し、国道465号線と平行する道を横山付近から、不入斗川沿いを鹿原部落に舗装路を上って行く。ダートを期待したが、どうやら無さそうだ。梨沢を通り、高塚部落を目指す。ここから南方向に壊れかけた舗装路を方向感覚を失いそうになりながら山中をさまよって行く。展望もまったく無い。すると日当たりの良い場所で顔を真っ赤にした猿軍団が現れた。気が付くと県道182号線の山中と言う場所に飛び出した。脇にあった看板を見ると、今まで走ってきた舗装の林道は保田見林道という事が分かる。 県道182号線を南下し、県道34号線を右折し富津館山道路の鋸南保田IC方面に向かう。保田駅の近くから元名を通り、高速道路を潜って行くと鋸山ダムが現れた。これより先に健さんのお勧めの林道金谷元名線があるはずだ!すると、坂の途中に左に分岐する道が現れた。林道標識には、林道金谷元名線と書かれている。すると舗装からダートに変わり、採石場が現れた。ダートは採石場の左隅にススキの穂と共に続いているのが見える。ダートはどんどん高度を上げ、1.6kmで再び舗装になった。すると左手に砂岩でできた、とても奇妙な岩壁が続いている箇所がある。その岩壁は厚さが薄く、高さも低い部分は2m位なので攀じ登って向こう側を覗いてみる事にした。すると岩壁の下は20m位の谷になっていて、不法投棄のゴミが散乱していた。房総の林道は、ほんとうに不法投棄が多い事に改めて実感する。さて、先を急ごう!舗装の峠を越えて行くと、再びダートになり、とても明るく雰囲気がぐっと良くなってくる。房総にもこんなに素敵な林道があったなんてとても驚きだ!しばらく快適なダートを進むと、少し開けた場所に分岐が現れる。本線は左だが、直進の林道竹岡線を先に進む事にした。わりと幅広の下りの道を進んで行くと、いきなり流水クレパスが現れた。タイヤを落とさないように跨ぎながら進む。第一関門は難なくクリアできた。流水クレパス地帯を通過すると、今度は樹林帯とヌタヌタの泥道が現れた。おまけにえらく道が細くなってゆく。左側は壁で、右側はちょっとした崖になっている。タイヤを滑らしたら崖に落ちるのは間違いない。ここは慎重にゆっくりと進んで行く。すると、曲がりがキツイ箇所がある。少々進む事を迷ったが、完抜林道であるという情報を知っていたので進む事にした。タイヤを壁の岩にヒットしないように更に慎重になる。道幅は2m程なので、かなり厳しい。そして、何とかこの難関をクリアできた。と思ったら、目の前に真っ暗な洞穴のような素掘りのトンネルが現れた。一瞬、目が点になってしまった。車から降りてトンネルの高さや幅を目測で判断すると、高さ2m20cm、幅2m位だ。私のサーフではギリギリの大きさだ。トンネルの手前は若干ではあるが、広くなっている。Uターンするには、十回以上ハンドルを切り返す必要があるだろう。今来た道を戻るか、トンネルを入るか迷ったが、もうすぐ林道の終点という事をカーナビで判断し、トンネルを進む事にした。入るとスッポリと当てはまる大きさに運が良かった事を実感する。そして、抜け出ると富津竹岡ICの近くだった。いやー、ほんとうに緊張した。林道竹岡線はダート3.2kmではあったが、ロングダートよりも長く感じた。次に国道127号線に出て、林道金谷元名線の反対側の入り口を目指す事にする。内房線の脇を海を見ながらの快適に富津金谷IC方面に向かう。そして、県道237号線のところから内房線を越えて、山に向かって上がって行くと感じの良いダートになり、待避所を見つける。ここでお昼にしよう!ポカポカ陽気で春のような暖かさだ。ここで、iモード掲示板や私の所属するかちかち山のメーリングリストなどにメールを書く。ほていの焼き鳥缶をおじやにして食べ、さあ出発しよう!この辺りの雰囲気は房総とは思えないくらい山奥にいる感じさえする。そして、ダート開始から3.2kmで林道竹岡線との分岐に着いた。再び元名の方に下り、国道127号線を南下する。富山町に入り、市部の交差点を左折し県道258号線を竹内まで進む。すると、岩婦温泉と原田山林道の看板を目にした。房総には温泉が少ないので、真昼間ではあるが岩婦温泉に立ち寄る事にした。いつもなら林道を走り終えてから夕方入るところだが、今入っておかないと、温泉にありつけ無さそうなので仕方が無い。岩婦館という小さな宿で日帰り入浴ができるので、ここに決める。露天風呂は無く、3から4人も入ればいっぱいになってしまう小さな室内の岩風呂だ。運良く一人しか入ってなく、すぐに出て行ってしまったので独り占めだ。鉱泉なので沸かしているが、温泉らしい温泉でゆっくりと浸かる事ができた。さっぱりし、温泉から出た後は、そのまま原田山林道を進んで行く。結局、全線舗装で丹生集落まで降りて来てしまった。丹生集落から左手に分岐する林道があったが、富津館山道の延長線工事で通行止めである。その後、国道127号線の手前の県道185号線を左折し、居倉集落から北側に延びる林道も、すべて工事のために通行止めになっている。そして、犬掛の交差点で県道88号線を右折し、三芳村の下滝田集落を左折する。ここから林道増間御門線の舗装路を上がって行く。登りつめると右手に林道大学口滝田線のダートが分岐している。迷わずダートを進み、下り勾配のダートを進むと1.2kmで海老敷集落に飛び出した。ここから東方向に進み、国道410号線を跨ぎ、丸山町に入る。珠師ヶ谷集落から北東方向にある経塚山向かって延びる、林道大沢線を目指す。まずはダートが400m続き、舗装になるが再びダートになる。大沢と言う割には随分と細い沢筋だ。夕方も迫ってきているのもあって谷間には日が差さずに少々陰気な雰囲気が漂う。しばらくして、右手に林道珠師ヶ谷線の簡易舗装された道が分岐している。だが魅力は無いので本線を辿って行く。流石にここではドコモの携帯も圏外だ。次に左手に小橋を渡って分岐する苔むした林道も見える。そのまま本線を進み、ダートトータル3.6kmでどん詰まりの広場で終わった。延長工事をする様子はまったく見られない。Uターンをして、小橋の分岐を苔むした支線に入ったが、すぐに行き止まりであった。ピストンで林道大沢線を退出し、国道410号線に出て、宮下集落から県道258号線の畑集落を目指す。ここから右手に林道畑塩井戸線の林道標識を確認し、健さんお勧めの幕営地を探しながら上って行こう!最初は舗装だがぐんぐん高度を上げて行くと、ダートに変わる。再び舗装になったが、大分上がったところで再びダートになった。ダートに入ってすぐに絶好の幕営地が目に入った。一目で気に入ってしまった。だが、ここも不法投棄のゴミが目立った。取り合えずどん詰まりまで行ってみよう!すると、幕営できそうなこじんまりとした空き地が、いくつか見つけられる。ほとんど登り詰めると眺めの良い広場に辿り着いた。トイレも設置されていて、御殿山の登山口になっているようだ。そして、どん詰まりには一台のセダンが停車していた。ドームテントが張ってあり、車には番犬が繋がれていた。ここまでダートトータル2kmである。やはり、先程の広場が一番落ち着けそうなのでUターンして戻る事にした。夕日は沈み、辺りは真っ暗になってゆく。勿論、携帯のアンテナが入る事も確認済みだ。早速、かみさんに無事である事を連絡し、仲間にメールなどを書いた。ビールを飲みながらいつものビーフジャーキーをかじり、カレーとご飯を温める。そうだ!テレビでも見るか!ベランダ用のアンテナを外に出して感度を調整する。すると驚く程良く映るではないか。そんなこんなで、赤ワインも飲み始めチーズも食べる。気持ち良くなってうつらうつらしていつの間にか寝てしまった。再び起きて、外に出ると満点の星空が広がって見えた。ほんとうに今日は暖かい。房総に来て良かったと改めて思った。再びビールを飲みながらテレビを楽しみ、夜中の1時になってしまった。なぜか、山でのこののんびりとしたひと時を寝てしまっては勿体無くて、うだうだと起きている。だが、明日もあるのでぼちぼち寝るか!


鹿野山林道で車内泊

鹿野山林道

鬼泪山林道の四差路

林道金谷元名線の奇妙な岩

林道金谷元名線

支線の竹岡林道

恐怖の素掘りトンネル

大沢林道

林道畑塩井戸線で車内泊